[cloudstack-users:0204] CLVMとSharedMountPointの違いについて
黒澤 智
kurosawa_s @ mti.co.jp
2013年 6月 9日 (日) 06:21:26 JST
皆様
黒澤と申します。
MLには初投稿です。お世話になります。
表題の件で、ご教授いただきたくメールさせて頂きました。
KVMホストの場合、Primaryストレージで「CLVM」と「SharedMountPoint」が選択出来ます。
それぞれの選択のメリット・デメリットについてです。
下記の記載に認識に誤りがあればご指摘いただきたく、よろしくお願いします。
■CLVM構成について
CLVMはvolume group自体をcloudstackで管理する構成で、構築は比較的簡単です。
ファイルシステムとしての共有の仕組みでは無いため大きなボトルネックはありません。
ただし、インスタンス用ディスク領域がLV単位で作成されるため、
容量の圧縮手法が無く、ストレージの容量を圧迫します。
また、ファイル単体での管理では無いため運用時もそこそこの知識が必要になります。
【CLVM構成でファイル書き込み検証】
・CLVM構成上のインスタンス内で実行
dd if=/dev/zero of=dummy bs=1M count=1000 oflag=sync
1000+0 records in
1000+0 records out
1048576000 bytes (1.0 GB) copied, 5.76442 seconds, 182 MB/s
■SharedMountPoint構成について
SharedMountPointはストレージ領域をCLVMとgfs2などで構成後、
クラスターファイルシステムとしてパーティションをマウントさせ、
OS上から扱えるファイル領域とし、cloudstackで管理します。
インスタンス用ディスク領域はファイルとして扱うため、qcow2による圧縮手法が有効になります。
ただし、gfs2によるファイルシステムのロック管理を行う?ためか、
CLVMのLV毎の管理と比べ、IOが異常に遅い。
【SharedMountPoint構成でファイル書き込み検証】
・SharedMountPoint構成(CLVM&gfs2)上のインスタンス内で実行
time dd if=/dev/zero of=dummy bs=1M count=1000 oflag=sync
1000+0 records in
1000+0 records out
1048576000 bytes (1.0 GB) copied, 19.3918 seconds, 54.1 MB/s
CLVMでの構成は4.0.0から登場してきているようですが、
速度重視である場合はCLVMとし、容量重視の場合はSharedMountPointに
なるのではないかと考えています。
認識は正しいでしょうか?
その他に、「こんな違いがあるよ」「こんな問題があるよ」など、
ご指摘いただけると幸いです。
ご意見を頂戴したく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
■構成
Cloudstack 4.0.1
KVM(CentOS6.3)
Primaryストレージ: FCストレージ
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URL: http://ml.cloudstack.jp/pipermail/users/attachments/20130608/31a58c92/attachment.html
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